2歳児がわがまますぎる！そんなときの対策を紹介

「なんでもイヤ！」「自分でやる！」「買って買って！」

2歳児のわがままに振り回されて、疲れてしまうママ・パパも多いのではないでしょうか？

この時期は自己主張が強くなり、親の言うことを聞かなくなることが増えます。

しかし、単なるわがままではなく、2歳児ならではの成長の証でもあります。とはいえ、毎回言うことを聞いていては大変ですよね。

本記事では、2歳児がわがままを言う理由と、親ができる対策を紹介します。

2歳児がわがままな理由

2歳児がわがままな理由は以下の通りです。

1. 自我が芽生え、「自分でやりたい！」という気持ちが強くなる

2歳頃になると、自分の意思をしっかり持ち始め、「なんでも自分でやりたい！」という気持ちが強くなります。しかし、まだうまくできないことも多く、失敗すると癇癪を起こしたり、「ママやって！」と急に頼ってきたりすることもあります。
この時期のわがままは、子どもが成長する過程で必要な自己主張の一環です。「自分で決めたい」「やりたいことをやらせてほしい」という気持ちを尊重しつつ、適切にサポートすることが大切です。

2. 感情のコントロールが難しい

2歳児は、まだ感情をコントロールする力が未発達です。自分の要求が通らないと、気持ちの切り替えができず、大声で泣いたり、地面に寝転んだりしてアピールすることがあります。
特に、「おもちゃを買ってほしい」「もっと遊びたい」「お菓子を食べたい」など、自分の欲求が満たされないときに激しく反応することが多いです。親が適切に対応しながら、少しずつ感情のコントロールを教えていく必要があります。

3. 言葉でうまく伝えられず、行動で表現する

2歳児は単語や短いフレーズを話せるようになりますが、まだ自分の気持ちを言葉で伝えるのが難しい段階です。そのため、わがままや癇癪という形で要求を表現することがあります。
例えば、「遊びたい！」という気持ちを「イヤ！」という言葉で表したり、「お腹がすいた！」という気持ちを泣くことで伝えたりします。親が「こう言いたかったのかな？」と気持ちを代弁してあげることで、少しずつ言葉で伝える力を育てていくことが大切です。

2歳児がわがままなときの対策

2歳児がわがままなときの対策を紹介します。

1. 子どもの気持ちを受け止める

まずは、「わがままを言っている」と決めつけずに、子どもの気持ちを理解しようとすることが大切です。「〇〇がしたかったんだね」「まだ遊びたかったんだね」と気持ちを代弁すると、子どもは「わかってくれた」と感じて落ち着きやすくなります。
頭ごなしに「ダメ！」と言うのではなく、一度共感してから「でも、もうご飯の時間だから、遊ぶのはまた後でね」と伝えると、納得しやすくなります。

2. 選択肢を与えて子どもに決めさせる

「〇〇しなさい！」と指示すると反発しやすいので、選択肢を与えて子ども自身に決めさせる方法が有効です。例えば、「赤い靴と青い靴、どっちを履く？」と選ばせることで、「自分で決めた」と感じ、納得しやすくなります。
また、「お風呂に入る？それとも歯磨きを先にする？」といった形で、行動を自分で決めさせると、スムーズに動いてくれることが多くなります。

3. ルールを決めて、一貫した対応をする

「わがままを言えば通る」と思わせないために、ルールを決めて一貫した対応をすることが大切です。例えば、「お店でおもちゃは買わない」「お菓子は1日1つまで」など、事前にルールを伝えておけば、子どもも納得しやすくなります。
また、途中でルールを変えると子どもが混乱し、「泣けば買ってもらえる！」と学習してしまうので、親もブレずに対応することが重要です。

4. 気持ちを切り替えられるよう工夫する

2歳児は一つのことにこだわりがちなので、気持ちを切り替えるための工夫が必要です。例えば、

• 「このおもちゃは買えないけど、帰ったらお絵描きしよう！」（別の楽しみを提案する）
• 「○○ちゃんと競争しよう！お風呂までどっちが早いかな？」（ゲーム感覚で行動させる）
• 「この時計の針がここに来たら終わりね」（視覚的に時間を伝える）

こうした工夫をすることで、スムーズに行動できることが増えます。

まとめ

2歳児のわがままは、成長の一環であり、自己主張や感情表現の練習でもあります。

しかし、毎回親が言うことを聞いていると、子どもは「わがままを言えば通る」と学んでしまうため、適切な対応が必要です。

わがままの主な理由

• 自我が芽生え、「自分でやりたい！」という気持ちが強い
• 感情のコントロールが難しく、すぐに泣いてしまう
• 言葉で伝えるのが苦手で、行動で表現してしまう

』わがままへの対策

• 子どもの気持ちを受け止める … 「〇〇したかったんだね」と共感する
• 選択肢を与える … 「どっちがいい？」と子どもに決めさせる
• ルールを決めて、一貫した対応をする … 泣いてもルールを変えない
• 気持ちを切り替えさせる工夫をする … 他の楽しいことを提案する

2歳児のわがままに振り回されることは多いですが、適切な対応を続けることで、少しずつ落ち着いていきます。親も余裕を持って接しながら、子どもの成長を見守っていきましょう！