保育園から帰りたがらない理由と帰らせる方法を紹介

「お迎えの時間になっても、なかなか帰ろうとしない…」

こんな悩みを抱えるママ・パパは多いのではないでしょうか？

先生やお友達と楽しそうに遊び続け、何度声をかけても「まだ帰らない！」と駄々をこねることもありますよね。

無理に連れて帰ろうとすると泣き出してしまい、毎回のお迎えが大変…と感じる方もいるでしょう。

本記事では、子どもが保育園から帰りたがらない主な理由を解説し、スムーズに帰宅できる方法を紹介します。

お迎え時のストレスを減らし、子どもが楽しく家に帰れるようにするためのヒントを見つけてください！

保育園から帰りたがらない主な理由

保育園から帰りたがらない主な理由は下記のようなことが代表例です。

1. まだ遊びたい気持ちが強い

保育園では友達と遊んだり、おもちゃで夢中になったりと、楽しい時間を過ごしています。そのため、お迎えが来た時点で「まだ遊びたい！」という気持ちが勝り、帰りたくなくなってしまうのです。
特に、お迎えのタイミングでお気に入りのおもちゃで遊んでいたり、友達と盛り上がっていたりすると、「今やめたくない！」と感じてしまいがち。子どもにとっては「お迎え＝楽しい時間が終わる」と思ってしまうことが帰りたがらない原因になっています。

2. 生活リズムが崩れている

昼寝の時間が長すぎたり、園での活動が十分に発散できていなかったりすると、夕方になっても元気が余っていることがあります。そうなると、「まだ遊びたい！」「家に帰るよりここで過ごしたい！」と感じやすくなります。
また、帰宅後のルーティン（夕食・お風呂・寝る準備）が退屈に感じられると、ますます帰りたくない気持ちが強くなることがあります。

3. お迎えのタイミングが悪い

子どもが何かに熱中しているタイミングでお迎えに行くと、「まだ終わってないのに！」と反発しやすくなります。例えば、おままごとや積み木などの遊びが盛り上がっているときや、先生に絵本を読んでもらっている途中でお迎えに行くと、子どもは中断されたことに不満を感じることがあります。
特に、決まったお迎え時間ではなく、その日によってバラバラだと、子どもが予定を立てにくく、急に帰ることに戸惑ってしまうこともあります。

4. 保育園が安心できる場所になっている

保育園が好きで、先生や友達との時間を安心して過ごせている子どもほど、帰るのを嫌がることがあります。特に、お家では一人遊びが多かったり、兄弟との関係にストレスを感じたりしている場合、保育園のほうが楽しく感じてしまうこともあります。
この場合、「おうちに帰る＝楽しい時間が終わる」と思ってしまうため、家での過ごし方を工夫することが大切です。

保育園から帰りたがらない子供を帰らせる方法

保育園から帰りたがらない子供を帰らせる方法を紹介します。

ぜひ、参考にしてみてください。

1. 事前に「あと○分で帰るよ」と伝える

急に「さあ、帰るよ！」と言われると、子どもは気持ちの切り替えができず、反発しがちです。そのため、お迎えの少し前に「あと10分で帰るよ」「時計の針がここに来たら帰るよ」と伝えておくと、心の準備ができます。
また、「最後に1回だけ遊んで、それが終わったら帰ろうね」と、具体的な終わり方を決めると、納得しやすくなります。

2. おうちでの楽しみを作る

「帰る＝つまらない」と思っている子どもには、家での楽しみを用意してあげるのが効果的です。例えば、「おうちに帰ったら一緒にお絵描きしよう！」「おやつに大好きなヨーグルトがあるよ！」など、帰ることへのワクワク感を持たせるとスムーズに帰りやすくなります。
ポイントは、「家での楽しみ」を子ども自身が選べるようにすること。「お風呂に入ってから絵本を読むのと、先におやつを食べるの、どっちがいい？」と聞くと、主体的に行動しやすくなります。

3. 役割を与える

子どもは「お手伝いができる！」と感じると、やる気が出ることがあります。「先生に『また明日ね』ってご挨拶しようか」「ママのカバン持ってくれる？」など、小さな役割を与えることで、自然と帰るモードに切り替えられます。
また、「おうちに帰ったら、パパに今日の保育園で楽しかったことを教えてあげよう！」と話すと、帰る理由ができて納得しやすくなることもあります。

4. 帰ることをポジティブに伝える

「早く帰るよ！」「帰らないとダメ！」と言われると、子どもは「帰るのは嫌なことなんだ」と感じてしまいます。そのため、「帰る時間だよ！」ではなく、「今日はどんなことが楽しかった？」と話しながら、自然に帰る方向に誘導するとよいでしょう。
また、「今日は○○先生にバイバイして帰ろうね」「帰ったらパパに報告しようね」と、帰ることを前向きに感じられるような声かけをすると、スムーズに移動しやすくなります。

5. 最後の「儀式」を作る

「帰る前に、お友達とハイタッチしよう！」「保育園の門でジャンプしてから帰ろう！」など、帰る前の楽しいルーティンを作るのもおすすめです。これを習慣化することで、「この流れが来たら帰るんだな」と自然に切り替えられるようになります。
子ども自身が楽しめる「帰る合図」を見つけると、ぐずらず帰れることが増えていきます。

まとめ

子どもが保育園から帰りたがらないのは、まだ遊びたい気持ちや、お迎えのタイミング、生活リズムの影響など、さまざまな理由が考えられます。しかし、事前に「あと○分で帰るよ」と伝えたり、家での楽しみを作ったりすることで、スムーズに帰宅できるようになります。

また、「先生やお友達にバイバイをする」「帰る前にお手伝いをお願いする」など、子ども自身が主体的に動けるような声かけをすると、ぐずらず帰れることが増えていきます。

無理に引っ張って帰らせるのではなく、「帰ることが楽しい！」と感じられる工夫を取り入れて、親子ともに気持ちよく帰宅できるようにしていきましょう！